July 2013

July 30, 2013

海外に発信される原発事故の「今」―米PBSの双葉町レポート―



 日経新聞を読み、NHKを見ていると、福島県内や北茨城市で海開きが続々行われていることが報道されています。サンプル調査で海水から放射性物質が検出されていないから、と。しかし、東電の発表の通り、放射性物質を含んだ汚染水が海洋流出しているのは事実ですし、原発敷地内の海に近い検査用井戸の水を測定したら「23億Bq」だった、とも伝えられています。

 こうした情報があるのに、海水浴を楽しむ人たち…。もう自己責任だからほっとけばいい、といわれるかもしれませんが、余りにも狂気の沙汰としかいいようがありません。先日、NHK-BS「ワールドWave」内で放送された米PBSニュースが、福島県双葉町の現状を7分間にわたってレポートしていました。3・11当時、同町で英会話講師をしていた米国人も同行しての取材です。

 まさに「死の町」の様相です。地震で崩れたままの家々、神社。2:46で止まった時計。駅には当日の新聞がそのまま、「原子力 明るい未来のエネルギー」という標語を掲げたアーチ…。そして、高いところでは「69μSv/h」の線量です。こうした、去年、おととしでは時々見ることが出来たレポートを最近はほとんどTVで見ることがなくなりました。「前と同じだから」では済まされないのではないでしょうか?

 同番組では汚染水の海洋流出に触れ、「2年余り前に事故が起こってから、最も高いレベルの放射性セシウムが検出された」とも伝えています。海外には原発人災の「今」が発信されているのに、日本国内では、さもオリンピック招致の邪魔だから、のようにして報道されることがなくなってしまったのです。

 その結果、汚染水がだだ漏れの福島隣接の海で海水浴はできるし、ホットスポットの那須や日光は観光地のままだし、福島市はもちろん、柏や三郷などから住民は退避していません。これはETV特集で報道されたことですが、雨などで関東全域から流されてきた放射性物質で東京湾の汚染があと数年でピークに達します。もはや「江戸前鮨」はあり得なくなるはずです。

 「はず」と書いたのは、もしかしたら汚染はピークなのにまともな測定もされず、そのまま「高級食材」として江戸前の海産物が売られることが続く可能性も多分にありそうだからです。原発事故は収束せず、汚染は深刻度を増す。そうした現実が報道されないまま、日本人は健康被害拡大の渦にのみこまれていくのです。なぜなら、自民党政権では脱原発さえできないのですから。



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July 29, 2013

行間を読ませ、今を問う繊細な物語   宮崎駿監督「風立ちぬ」



 宮崎駿監督、「風立ちぬ」を渋谷で観ました。当初、“戦闘機の設計者が主人公”ということで眉をひそめていたのですが、次第に漏れ聞く感想、そして同作に対する韓国のネット批判に応えた宮崎監督の言葉の真意を少しでも知ることが出来るなら、とやはり観ておくべきと思い立ちました。

 まず、堀辰雄の『風立ちぬ』の概要は知っていますが、読んだことがありません。また飛行機は好きですが、軍用機、ましてや設計の知識などまったくありませんから、どこまで自分が突っ込んで観られたかは分かりません。それでも、ヴェネツィア国際映画祭で本作が上映されることを誇りに思います。ぜひ、外国の観客に観てもらいたい、と強く願うからです。

 そして同時に、韓国のネット上で批判が起きるのも分からないでもありません。批判している人たちが作品を実際に観ているかどうかは別にしても、直截的な侵略戦争への反省、といったものは描かれてはいませんから。韓国側すれば“物足りなさ”を感じても仕方ないと思います。

 しかし、それでも本作の行間、あるいは主人公・堀越二郎(庵野秀明)が思い描く、彼が生きる世界観を俯瞰すれば、そこには濃厚な反戦のメッセージが浮き出してきます。彼はひたすら、飛行機を設計し、「夢」をかたちにしたかった。彼の睡眠の中の夢のシーンが多用され、彼が自分自身の思いに忠実に生きていることが伝わってきます。問題は、彼を取り巻く外界が戦争状況へと向かい、結果、彼が戦闘機を設計することになったということ。つまり、戦争状況を生み出すことへの大きな警告が、本作の何重もの層の底流を流れ、宮崎監督が反戦・護憲であることを裏付けています。実際、監督は「憲法を変えるなどもってのほか」と旗幟鮮明にしているのですから。

 つまり、行間を読む、ある意味とても日本的な作品だということです。だからこそ、こうした「戦争」への描き方があるんだよ、と海外にも伝わって欲しいのです。また本作はなによりも堀越と、結核を患っている里見菜穂子(瀧本美織)の美しくも切ないラヴストーリーだということです(告白すれば、もう後半は鑑賞しながら涙が止まりませんでした)。彼らが再会するシーンは日本の自然の美しさがふんだんに描かれ、かつ、彼らの繊細なやりとりが観客の琴線にそっとふれることでしょう。ふたりが急に結婚を思い立ち、お世話になっている堀越の上司・黒川(西村雅彦)宅で上げるつましい婚礼の際の菜穂子を可憐に描こうとする、その在り方自体に心が震えました。

 声の演技も素晴らしかった。主人公のふたりはもちろん、西村雅彦、西島秀俊、國村準、大竹しのぶ、風間杜夫、竹下景子、そして野村萬斎。これだけの実力派を揃えたのは、本作が宮崎作品のなかでどういう位置を占めるかが透けて見えます。

 最後に、この作品は「過去」を描くと同時に、現在を問うている作品だと強く感じるのです。改憲へと舵を切り、右傾化する日本への警鐘は先に述べましたとおりです。さらには、堀越と菜穂子の出遭いは関東大震災です。大地が波打ち、大災害だった関東大震災を今、臆することなく描写し、その後の復興を描いています。また、今も名古屋を拠点とする三菱重工(劇中でも堀越は名古屋に赴任)という実在の社名そのままに、堀越が席を置き、飛行機、戦闘機を設計していることを描きます。そして今現在、三菱飛行機(三菱重工・子会社)は民間機・MRJ(三菱リージョナルジェット)を受注し、世界の空へと送ろうとしています。堀越の夢が、半世紀超を経て実現しようとしているのです。

 堀越の成長、菜穂子とのラヴストーリー、行間を読ませる「戦争」への描写、そして今現在につながるエピソードの数々。宮崎監督が俯瞰する作品世界の広がりの大きさを改めて感じました。脱原発、平和憲法を守り、「日本政府は慰安婦問題を謝罪すべき」と明言する、こうした反権力的な立場を明確とする監督から、こうした繊細で美しい作品が生まれ、世界に問えることは素晴らしいことと思います。どんな国威発揚よりも強い、日本の誇りだと言いたいです。


 「当時、飛行機を作ろうと思ったら、軍用機を作るしかなかった。時代の中で生きて、自分の仕事を一生懸命やって、その結果が判断されるが、一つのことを仕事にし続けると、マイナスを背負ってしまう。堀越二郎が正しいと思って、映画を作ったのではないが、彼が間違えたと簡単に決めつけたくなかった」

風立ちぬビジュアルガイド (アニメ関係単行本)
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July 26, 2013

恐怖探求の次なるステージ   「カルト」&「怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<魔界編>」



 白石晃士監督「カルト」を今週、「怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<魔界編>」の前編を先週、後編を今週、観た。前者は“フェイク・ドキュメンタリー”、後者は完全なるドキュメンタリーだ。手法は違うものの、これまでになかった恐怖への探求がみられる作品といっていい。

 特に、「怪談新耳袋 殴り込み」シリーズはこれまでも観てきたけれど、DVDがレンタルされている<地獄編>とあわせ、市川力夫監督が宣言するようにこれまで以上に「ハード・コア」な出来となっている。つまり、尋常ではない恐怖の現場で、ほとんど一線を越えた挑戦がなされている。

 ただ、こう書くとかっこいいが、観客はこわいと思いつつ、彼らの狂気と滑稽がないまぜになった突撃ぶりに爆笑を禁じえない!人とは勝手なものだ。自分がもしその場にいたら、同様に縮み上がることだろうに。まさに、これこそ「映画」の醍醐味ではないだろうか?

 しかし確かにカメラには超常現象が数々記録されている。そこがすごい。そして「カルト」においても、笑いと恐怖への果敢な描写が同居しているのもどこか共通項を感じる。「クロユリ団地」を観ればわかる通り、フィクションの恐怖は限界にある。もはや真の恐怖は実録、擬似実録にあるのだ。

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July 25, 2013

調布・柴崎にいこいのゆったり空間   Gallery & Cafe Warehouse Garden



 22日昼前、友人の倉田園子さん(グラフィックデザイナー)が近頃ご自宅を改装し、オープンした“Gallery & Cafe Warehouse Garden 調布・柴崎”にお邪魔しました。なんどもお邪魔したお宅が、実際どのように変身しているか楽しみでした。

 お店へと曲がる角にはちゃんとメニュー・ボードがありました。

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 入り口はこんな感じ。以前から素敵なお庭でしたが、それがテラス付きの素敵な空間に。

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 お店の中はこんな感じ。見事にカフェとギャラリー空間に改装されて、ゆったりとした空間がひろがっていました。開店間際にお邪魔したもので、そのこさんはお忙しくキッチンで立ち働かれていました。ありがとうございます!

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 注文したのはその日のランチ・プレートとデザート。どうです?見たからにおいしそうでしょう!実際、暑さもやわらぐ逸品です。デザートも涼やか!

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 ギャラリーにはそのこさんも参加しているクリエーター集団・フラーレンの作品が展示されていました。このスペースは定期的に展示が替えがあります。

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 とにかく22日はばたばたとお邪魔してしまったのでもったいなかったです。近いうちに、夜の時間にもお邪魔したいです。楽しみです!

July 22, 2013

初当選後、初演説会  小池・山下・吉良 参院議員そろい踏み



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  彼女が、すっくと宣伝カーの上に現れました。あぁ、女神だ!と思いました。みんなに愛され、みんなが議員に押し上げたかった。そして都民70万人超が彼女に投票した!日本共産党・吉良よし子参院議員がきょうの正午すぎ、新宿駅東口に登場しました。

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 吉良さんを見守る、司会の大山とも子都議の目のやさしいこと!

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  さらに3年ぶりに議席を回復し、“永田町医院”の診療を再開する、小池晃参院議員(党副委員長、医師)も登壇!さらに関西を駆け抜け、大阪選挙区・たつみコータローさんの議席獲得に大きく貢献した再選・山下芳生参院議員(書記局長代行)も。

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  3者、気迫の訴えでした。きのうまで演説しぬいた喉からでる声とは思えない張りのある、堂々とした声で日本共産党がこれから取り組むべき課題について訴え、議案提案権がフル活用されるであろうこと。党首討論に志位委員長が再登場するのだという期待で聴衆は胸が膨らみました。

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  演説後、選挙中から“キラコール”を先導した前進座の俳優、紫野明日香の音頭で、笠井亮衆院議員も加えてみんなノリノリ!ほんとうに祝祭の場、とはこうした瞬間をいうのだと噛み締めました。挑め巨大与党に!貫け国民の願い!この思いでいっぱいです!

 
※比例区で5議席獲得もすごいのですが、東京都の比例区で、共産党はなんと77万票で第2党になりました。公明党にも、民主党にも、維新の会にも、みんなの党にも勝利!都民は、「野党なら共産党」という選択をしたのです!


祝★日本共産党、8議席獲得、非改選とあわせ11議席 !!!



  今回の参院選、都議選に続きまして党員ではありませんが日本共産党、ならびに吉良よし子さんの当選のために、自分のできる範囲でお手伝いさせていただきました。弁士も務めました。ビラもくばりました。心がけたのは、真剣に、かつ笑顔で、心をこめて活動したことです。本当に、本当に微力ですが、お役に立ててよかったです。

  東京、大阪、京都の選挙区で勝利し、なんと比例で目標の5議席獲得を達成しました。これで予算を伴わない議案提案権、さらには党首討論出席権も獲得できました。まさにこれからが本番です。巨大与党を相手に正面から対決し、対案を示す。国民の声を、声なき声を国会に届ける共産党に注目です!

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July 20, 2013

日曜日★確かな未来を拓く日にしましょう★ 



  いよいよあす、参議院選挙の投票日です。

  とても、とても大切な選挙です。

  子どもたちに平和憲法をバトンタッチできるのか?

  来年4月、消費増税を許し、景気後退、財政再建への道を閉ざすのか?

  原発再稼動をこのままさせて、地震国日本を原発の脅威にさらすのか?

  国民所得を増やすのか、大企業にさらに内部留保を増やさせるのか?

  沖縄の米軍基地を、沖縄県内に移設させてしまってもいいのか?

  アベノミクスという“国家単位の博打”を野放しにしてもいいのか?

  中国・韓国とこのまま外交関係を悪化させてしまってもいいのか?

  TPPに加入し、日本の田畑を荒廃に追いやり、医療制度を破壊してもいいのか?

  そうではなくて、こうした問題に正面から取り組み、解決への道を踏み出すのか?


  ぜひ、どの問題にもしっかりとした対案を示し、
  国民の視点に立った政策を進める日本共産党に比例区で1票を託してください。

  そして、

  東京では、吉良よし子さん
  神奈川では、はたの君枝さん
  千葉では、寺尾さとしさん
  愛知では、もとむら伸子さん
  京都では、倉林明子さん
  大阪では、たつみコータローさん  
  埼玉では、伊藤岳さん
  
  に1票を託してください。何卒、よろしくお願い致します。
  どの選挙区でも当落線上で、皆さんのお力次第で結果が変わります!

  日本共産党が伸びれば政治は変わります!!
  そして、変えるのは皆さんの2票なのです!!!












July 19, 2013

八百万の神々への祈り   〜参院選で日本共産党の躍進を〜


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   ・
   ・
   ・
   日本におわします、八百万の神々の皆さま。

   どうぞ、この日本を、日本国民を、日本で暮らす、すべての人々をお守りください。


   原発事故によって、取り返しのつかない国土汚染が二度と起きませんように。

   日々を懸命に暮らしていた人々が、理不尽に故郷を追われませんように。
 
   日々の糧がなく、誰の助けもなく餓死するような悲劇が起きませんように。

   日本で暮らす外国籍の皆さんが、排斥にされることがありませんように。

   再びの戦火によって、この国を焦土と化すようなことが起きませんように。

   そして、その戦火の中に、子どもたちや青年を送り出す日が来ませんように。

   
   そして神々の皆さまに祈り願うだけでなく、日本国民が自ら選択するためにも、
   今度の参院選で、日本共産党が躍進しますように。

   人を守り、自然を守り、国土を守り、平和を守る、日本共産党に、
   一人でも多くの国民が目を向け、その真実の姿に気付きますように。

   日本共産党は信教の自由を守り、特定宗教・団体に偏らないからこそ、
   仏教、キリスト教、神道、天理教などの宗教者の皆さんが支持されています。

   日本共産党は、家族の在り方、性の在り方、思想の在り方が真に自由で、
   個々の人々が自分らしく生きられる社会を目指しています。

   だからこそ、人権と平和の砦である日本国憲法を守り、
   国土も人命も破壊する、核エネルギーによる原子力発電所をゼロにと訴えます。
   
   米軍基地も、なくしてしまえば沖縄の地域経済も、雇用もよくなって、
   原発も自然エネに大転換すれば、原発の何十倍もの経済効果が見込めます。

   大企業など利権からのしがらみが一切ない、日本共産党だからこそ、
   国民の税金を一円ももらわずに近代政党として踏ん張るからこそ、
   正々堂々と、国民の立場に根ざした政策を実現させられるのです。
   真っ直ぐに、国民の願いを、叫びを、国会に届けられるのです。


   日本におわします、八百万の神々の皆さま。

   どうぞ、この日本を、日本国民を、日本で暮らす、すべての人々をお守りください。

   その大きな一歩を、この参院選の結果で出せますように、お守りください。

   良心の勝利を。賢明さの勝利を。心より、お願い申し上げます。


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July 16, 2013

党員じゃないからこそ訴えます、吉良よし子さんへのご支持を! 〜今選挙、最後のお手伝い〜


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きょう、正午すぎ。世田谷区役所前で共産党の躍進を訴える、笠井亮衆院議員(東京比例)。里吉ゆみ都議、田副民夫前都議もそろい踏み

 
 きのう、きょう、と地元・世田谷で選挙のお手伝いをしました。あすから土曜日まで仕事なので、もうこれで僕が現場に出て、吉良よし子さん、日本共産党、を応援することはできません。そりゃ、早起きすれば出来るのですが、集中力を必要とする仕事なのでそれは控えることにしました。

 ビラを配っていて、パン!と跳ね上げる人、「共産党は破防法適用団体だ!」と気が狂ったように大声を出して威嚇してくる人。共産党への偏見を身をもって体験しました。僕は党員ではありませんから最終的には受け流せますが、これが党員の皆さんだったら大変なことと噛み締めます。

 しかし、それでも、笑顔で、元気よく、心を込めてビラを配りました。この1枚、1枚が、もしかしたら吉良よし子さんを国会へ押し上げる1枚になるかもしれないのです。吉良さんに国会で働いてもらいたい。その思いでいっぱいです。党員じゃないからこそ、客観的に。国民の切実な声を国会に届ける、吉良さんへ皆さんのご支持を!











 

胸を打つ、本物のことば   吉良よし子・参院東京選挙区候補、気迫の訴え


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 15日、JR池袋東口での演説会。日本共産党の吉良よし子・参院東京選挙区候補(30)の演説は本当に気迫に満ちていた。この2年間、候補者として、否、人間として都内を奔走し、苛酷な労働環境にさらされた若者たち、低年金に苦しむお年寄りの訴えに耳を傾け、それを自分の思いとしてきた。だからこそ、彼女の訴えには説得力があり、人の心を打つ。

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 原発再稼動阻止&廃炉即時着手&自然エネ大転換、消費増税中止で応能負担税制の貫徹、大企業の内部留保の一部を社会に還流させ本格的な景気回復&財政再建、そして平和憲法を子どもたちにバトンタッチ。こうした数々の切実な政策こそ、東京選挙区では吉良よし子さんに託したい。そしてぜひ、国会で活躍してもらいたい。

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July 12, 2013

担任の一言が背中を押した自殺か   名古屋中2、転落死



             名古屋で中2転落死、いじめを苦に自殺か

 名古屋市教育委員会は11日、同市南区の市立明豊中2年の男子生徒(13)が10日に自宅近くのマンションから転落して死亡し、自宅から「複数の人から死ねと言われた」「自分に嫌気が差した」などと書かれたノートが見つかったと発表した。

 愛知県警は自殺とみている。市教委は校内の人間関係やいじめを苦にした可能性もあるとみて担任教諭ら学校の教職員への聞き取りを開始した。また全生徒を対象にアンケートを実施する。

 県警や市教委によると、男子生徒は10日午後3時10分ごろ、以前住んでいたマンションから転落。午後5時ごろに搬送先で死亡が確認された。発見時は制服姿だった。

 母親が自宅で遺書めいた内容の文章が書かれた男子生徒の学習用ノートを見つけ、学校に届け出た。市関係者によると、ノートにはうそを付いたり、提出物を出さなかったりしたことを謝る内容も書かれていた。

 同じクラスの生徒によると、10日昼ごろ、教室でクラスメートに「死ね」と言われた男子生徒が「死んでやる」と言い返すと、担任教諭が「死ぬ勇気もないのにそんなことを言うな」と発言。別の生徒は「先生は『死ねるわけがないでしょう』と言った」と証言した。

 市教委の事情聴取に担任教諭は「そんな発言はしていない。死ねという言葉も耳にしていない。もし聞いていれば、必ず注意している」と話している。

 この日の授業は昼で終わり、男子生徒は午後1時ごろに下校。一度帰宅した形跡があったが、母親が午後3時ごろに帰宅したときにはいなかった。

 中学校が今年1月に実施した定期的な生徒へのアンケートでも男子生徒へのいじめに関する回答はなく、担任教諭も男子生徒からいじめの相談を受けたことはなかったとしている。中学校は11日夜に開いた地域懇談会で、一部の保護者に経緯を説明した。

 佐々木昭久校長は「尊い命が失われ、残念でならない。事実関係ではっきりしない点が多く、いじめの有無も含めて調査する。他の生徒の心のケアにも努めたい」と話している。(共同)

 [2013年7月11日23時50分]


 ……同級生から「死ね」といわれ、彼は「死んでやる!」とこたえた。そうしたら担任が「死ぬ勇気もないのにそんなことを言うな」といった。さながら、死ねるもんなら死んでみろ、と。

 「死ぬ勇気」っていったいなんだ。教師が、「死ぬ勇気」を必要とする教育をしているんだったら、よくいわれる日教組の弊害、なんてものは完全に妄想だ。そこで担任がいうべきだったのは、「うそでも死ぬなんていうもんじゃない!」だろ。きれいごとでもなんでもなく。

 彼は“遺書”ノートに(いじめた生徒の具体名などはなし)、提出物をださなかったことなど、反省の言葉も書いてあったとのこと。合唱祭の指揮者に立候補するくらいだから、責任感は強い子だったのだと思う。ほんとうに悲しい。なんで死ぬんだ。大人社会が、大きく問われている。








July 09, 2013

“ヴ・ナロード”こそ選挙のはずなのに   想田和弘監督「選挙2」を観て思うこと



 想田和弘監督「選挙2」を観ました。同監督は「選挙」「精神」「演劇1&2」と、数々の秀逸なドキュメンタリー映画を監督され、本作は「選挙」で自民党から立候補し当選した山内和彦、通称“山さん”が、今度は無所属で川崎市議選(宮前区)から立候補する様子と、選挙戦の一部を取材した内容で編集されています。

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 ただ、です。本作を観て、非常に違和感を覚えたのでありました。ドキュメンタリー映画としてはおもしろいと思います。僕が言いたいのは、肝心な山さんの選挙スタイルに大きな違和感を覚えた、ということです。「選挙」では自民党方式の従来型選挙をやった。ならば今回は、と候補者カーも出さなければ、演説も1回きり。ポスターをはって、はがきをだす、それだけが山さんの選挙運動なのです。

 映像の中では自民党の県会候補、市議候補が想田監督の撮影を拒否する場面が出てきます。それに関して言えば、なぜ拒否するのか、彼らは恥ずかしくないのかと思います。正々堂々と選挙活動をしているなら、ほかの候補のように取材を受けてもなんら恥じるところはないはずなのに。自民党という党の、候補者の体質がよく表れていました。

 そうして他党候補が選挙戦を繰り広げる一方、山さんは“なんにもやらない”のです。映画のポスターを観て、あぁ、脱原発を訴えるのにああいうコスプレをして選挙期間中、辻辻で訴えたんだな、と思っていたら大間違い。選挙戦の最終日に、ちょろっと、それも迫力不足な演説でおしまい。作品自体もそのシーンでフェードアウトするのです。

 かつ違和感を覚えたのは、脱原発や放射性物質汚染についていつも口にしているのに、東国原候補の都知事選演説会へ行くのです。当時、都知事候補で脱原発を明確に打ち出していたのは小池晃候補だけでした。なんで東国原?と思わざるを得ません。実際、彼は今や原発推進、日本維新の会の衆院議員じゃないですか。やはりこうした筋が通っていない言動にも疑問符がつきます。

 ま、結果は落選ですから当然といえば当然です。政策を積極的に訴えることもなく、オレはこれでいいんだ、と何もしない候補者が当選するのは民主主義の危機です。そのスタイルで青島幸男が都知事に当選したことに言及し、尊敬すると言っていましたが、彼が結局やったのは都市博の中止だけではなかったですか。選挙とは、どんなスタイルであれ、基本は「ヴ・ナロード」のはずです。市民の中に入らずして選挙で当選しようなどとは、選挙民を愚弄するに等しいのです。


(平成23年4月10日執行)
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July 07, 2013

吉良よし子さん&「志位さんが若者とトークライブ」&山本太郎候補の欺瞞



 日経、朝日、毎日、読売、共同通信の参院選・情勢分析で議席獲得をうかがう、とされる 吉良よし子・参院東京選挙区候補(共産)。きょうは練馬区内を皮切りに遊説を開始。夕刻、葛飾区では浴衣を着ての七夕宣伝を行うそうです。熱い夏、有権者の「変革」を求める思いが吉良さんに向かっています。写真は4日、第一声にて。

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 さて、新宿駅東口では「志位さんが若者とトークライブ」が開催され、TV出演を終えて駆けつけた志位和夫・日本共産党委員長が、会場に詰め掛けた10代、20代の若者たちから寄せられた「ワタミで店長として働き、壮絶な職場環境だった」という訴えに耳を傾け、ほかにも「奨学金返済の問題」「雇用のあり方」「震災復興の問題点」「共産党が伸びるとどうなる?」といった質問に一つひとつ丁寧に回答していました。そこには具体的で、若者の立場にたった政策が示されました。

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 とくに印象的だったのは、自公・民主党政権下で雇用破壊が進んだ。正規社員を非正規・派遣に置き換え、大量採用・大量退職もいとわない非人間的な働かせ方がまかり通ってしまっている。安倍総理は雇用を増やしたというが、その中身が問題ではないかとけさの党首討論でも指摘した、と話されていました。そして、まさにこの参院選がブラック企業根絶に向けた試金石であり、ブラック企業の代名詞、ワタミの前社長を参院比例候補に立てている自民党を痛烈に批判しました。

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 実際、アベノミクスが推し進める雇用破壊は国民の生活水準を下げ、日経平均が上がっても、そこで主にもうけるのは外国人投資家ばかり。だから大幅な株価の乱高下が展開するのです。そしてまさに、若者の声をこの2年間、都内を奔走して直に聴いてきたのが吉良よし子さんです。吉良さんにぜひ国会議員として活躍してもらい、ブラック企業根絶の原動力になってもらいたいです。

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 で、ひとつ大問題を目撃してしまいました。トークライブ会場の向かいのアルタ前に山本太郎候補がやってきたのですが…。彼は完全無所属を標榜していますが、看板に偽りあり!なんと生活の党の三宅雪子比例候補を同伴して、新宿ホコ天への宣伝に繰り出していました。どこがいったい、完全無所属、なんでしょうか?? 東電、政府を批判する前に、有権者を欺いてはいけません。彼も小沢一郎の一味なのです。

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さすが、韓国で上映禁止映画!   キム・ソン監督「ポドリ君の家族残酷史X 韓国の夜と霧」



 先週土曜日の夜(公開初日)、キム・ソン監督「ポドリ君の家族残酷史X 韓国の夜と霧」(原題:自家撞着)を観てきました。韓国では政治的に問題が多いとして、事実上の上映禁止作品ということで気になって観てみたのです。

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 で、当日は監督も舞台挨拶をされていたのですが、そこでのやりとりがなければ、本当に難解、つまり韓国の政治事情をさらっと知っているぐらいでは理解できない内容てんこもりなのです。

 つまり、イ・ミョンバク前大統領、パク・クネ大統領、つまり保守政党への批判がつまっていることはよ〜く分かるのですが、主人公をものいわぬ「ポドリ君」(以前、韓国警察のマスコット)にすることで、さらにレトリックの積み重ねで、シュールさを極め、こりゃたいへんだわ、と思うのでありました。

 ただ純粋に、こうした作品がシアター・イメージフォーラムという実験的な作品も上映する劇場で、日本で観られること自体がすごいんだな、と噛み締めます。韓国の人が、この作品を本気で観たかったら来日して観ればいいのですから。DVDにもしなったら、観返して復習します!




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July 06, 2013

繊細に、かつ大胆に織り上げられる物語   イ・ヨンミ監督「秘密のオブジェクト」



 先日、DVDでイ・ヨンミ監督「秘密のオブジェクト」(2011)を観ました。上映当時、話題になっていたのですが今一歩、劇場に足が向かなかったのです。しかし今、こうして本作を観て、本当によかった!と思うのです。銀幕の向こうの、この切ない“疼き”を共有できる密かなよろこび。

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 舞台はソウル。夫と、おしどり仮面夫婦を演じている40歳の大学教授ヘジョン(チャン・ソヒ)の研究テーマは“婚外情事における性意識の変化”。そんな彼女の元に、研究助手として21歳の学部生ウサン(チョン・ソグォン)がやってきます。最初は彼に“こいつ使えるのか?”くらいに思っていたヘジョンでしたが、彼の逞しいのに、かいがいしい助手ぶりに、やがて彼を“男”としてみるようになってしまうのです。一方、ウサンが彼女の研究助手に応募した理由は…。なんとヘジョンの心裡を道化のように語るのは研究室にあるコピー機であり、ウサンの思いを代弁するのは彼が愛用するデジカメ、というエスプリもありつつ、この2人の関係性の“翩翻”に目が離せない展開。

 最初、ウサン役のチョン・ソグォンを見て、どっかで見たことある俳優さんだなぁ〜と思っていて、途中でやっとドラマ「屋根部屋の皇太子(プリンス)」のウ翊賛を演じていた彼だ!気付いたのでした。ドラマでは一本気な役柄でしたが、本作ではより朴訥でありつつ複雑な内面を丁寧に演じていたと感じます。そして、いわば「40歳と21歳の年の差ラヴストーリー」ではあるのですが、それでは終わらず、研究にかこつけて赤裸々なエロティックなシーンをこれでもか、と。それも女性監督らしい目線で描き込んできますから、おっとり観ていられません(笑)

 とはいえ、主眼は2人の心裡のせめぎあいです。2部構成で、前半をヘジョンから、後半をウサンからの視点で主に描き、いかにして2人の心が重なっていくのかが、ときに痛々しく、ときに愉しく、そしてとても素敵に描かれるのです。こうした繊細に織り上げられた絹織物のような作品、やはり女性監督らしい出来栄えであり、かつ、韓国という未だに儒教観念が強い国で、なかばひそやかな挑戦として創った感じがします。実に、心ときめく魅力的な作品です。


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reversible_cogit at 02:21|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)映画 | DVD

July 05, 2013

吉良よし子さん、第一声!   参院選2013・日本共産党“第一声”



 日付け変わってきのう、出勤を前に新宿西口で開催された 参院選2013・日本共産党“第一声” に足を運びました。写真を撮るため、タバコの煙をガマンしつつ、喫煙エリアを分け入って場所取りをしました。以下、自分がけさ、呟いたtwitterから文面を引用させていただきます。

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 「若者の切実な訴え、原発ゼロへの思い、消費増税中止への声、平和憲法守れの願い、国会に必ず届け政治を変えます!」。声援に応える、吉良よし子・参院東京選挙区候補(共産)。けさ、新宿駅西口での参院選2013・日本共産党“第一声”にて。


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 「自公政権との“対決者”として、国民の立場から抜本的改革案を提示する日本共産党をぜひ伸ばしてください!」。熱烈に政策と支持を訴える、志位和夫・日本共産党委員長(衆院議員)。けさ、新宿駅西口での参院選2013・日本共産党“第一声”にて。


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 「大企業の内部留保260兆円の1%を使い、月1万円の賃上げをする。国民の所得を増やして、真の景気回復を!」。懸命に訴える、志位和夫・委員長と、吉良よし子・参院東京選挙区候補。けさ新宿での参院選2013・日本共産党“第一声”にて


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 声援に応え、テレビ朝日のカメラに収まる小池晃・参院比例候補(共産)。けさ、新宿駅西口での参院選2013、日本共産党“第一声”にて。


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 けさ、新宿駅西口での参院選2013・日本共産党“第一声”にて、声援に応え支持を訴える、小池晃・参院比例候補(党副委員長、党政策委員長)と、池内沙織・参院比例候補。

 
  ぜひ、東京にお住まいのみなさんは選挙区は、吉良よし子さん、比例代表では、日本共産党、あるいは、小池晃、とお書きください!

  原発ゼロへ即時移行&自然エネへの大転換を進め、消費増税を中止し税金は応能負担の原則を貫き、大企業の内部留保260兆円を社会に還流させ国民の所得を増やし真の景気回復&財政再建を、そして平和憲法を守って子どもたちにバトンタッチしましょう!

  共産党が伸びれば、政治が変わります!国民の声が、目が届く国会をつくりましょう!


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July 02, 2013

“病牀六尺”から編まれる詩が、世界をふるわせる   岩崎航詩集 『点滴ポール〜生き抜くという旗印』(写真/齋藤陽道、ナナロク社)



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 きょう届いた、岩崎航詩集 『点滴ポール〜生き抜くという旗印』(写真/齋藤陽道、ナナロク社)のページをいとおしんで繰る。眩い! ゆっくりと、しっかりと頭の中で響かせたい。音読してもいいだろう。
 
 詩、一篇、一篇の力強さ、切実さ。齋藤陽道さんの鮮烈な写真と共に、「生きること」「日常」「孤独」といったことを考える。「生」の定義などないけれど、確かにこの詩集には「生」がある。「生」への渇望がある、自信がある。

 そして、「可能性」そのものだ。夜空を思う。青空を思う。山々を思う。海原を思う。そして、都市を思う。この詩が拡散し、広がってゆく。そこで輝き、なにかを照らす。人がいる。そしてどっかと、岩崎航氏がそこにいる。

              











 

 

July 01, 2013

スリリングで観応え十分  チョン・ビョンギル監督「殺人の告白」



 主演のパク・シフが、日本公開直前に韓国で暴行事件容疑をかけられ、ほんとに公開するのかな?と思っていたのですがふつうに公開された、チョン・ビョンギル監督「殺人の告白」。当初は観る映画の候補に入っていなかったのですが、ロングランしてるし、Yahoo!での評価も高いし、きょうは1000円だし、ろいうことでシネマート六本木で鑑賞してきました。

Confession-of-Murder-2012

 物語は、チェ刑事(チョン・ジェヨン)が連続殺人犯を追跡する15年前から始まります。格闘するも取り逃がしてしまう…顔に傷をつけられて。そして15年後、殺人が時効を迎えたある日、自分が連続殺人犯だと名乗るイ・ドゥソク(パク・シフ)が現れ、そのスリリングな状況と、彼の美貌でマスコミも一般も大騒ぎとなる。一方で、彼に肉親を殺された遺族たちは、彼に復讐しようと着々と準備を進めるのですが…

 ネタバレ厳禁な結末なのでここまでしか書けませんが、ここまででも十分楽しめるスピィーディーな展開と、言葉の応酬が十分観応えあるので、最終的に2倍楽しめる感じです。結末を知れば、逆算してなるほど、あそこであんなにチェ刑事が頑張ったのはそういうわけだったのか、とか。パク・シフの整った冷徹な表情も十二分に意味があるわけです。娯楽作品というには暗めですが、エンタメの佳作といえるでしょう。


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